- みなさまの目の健康を守ります -【武蔵小金井 さくら眼科】
  • 文字標準
  • 文字拡大
  • 背景黒
  • 背景白

目の病気

緑内障

視神経が障害されることにより、
視野が徐々に狭くなっていく病気です。

  1. 1
    正常視野
    正常視野
    ※盲点とは正常でももともと見えない部分です。
  2. 2
    初期緑内障の視野
    初期緑内障の視野
    この時点ではまだ視力は良好で、自覚症状も全くありません。この時期に緑内障を発見し治療を開始できれば、かなりの確率で失明を防ぐことができます。
  3. 3
    中期緑内障の視野
    中期緑内障の視野
    この時点でもまだ視力は良好で、視野欠損を自覚していない人も多いのですが、遅くともこの時期までには治療を開始する必要があります。
  4. 4
    末期緑内障の視野
    末期緑内障の視野
    この時点になると視力は低下し、ほとんどのケースで視野欠損も自覚しますが、この時期まで発見が遅れると、治療も手遅れになることがほとんどです。

眼科領域で、白内障と並んで耳にすることが多いのが、この緑内障という病気ではないでしょうか。

緑内障というのは、なんらかの原因によって視神経が障害されることにより、視野が徐々に狭くなっていく病気です。

原因としては眼圧(目の中の水圧)が高いことが挙げられますが、正常眼圧緑内障といい眼圧の数値は正常でも緑内障を発症する人も多いため、眼圧のみでは判断できません。

また、緑内障が恐れられる理由が3つあります。

  1. 1
    自覚症状が起こりにくい
    初期の段階では周辺部の視野から欠けていきますので、まず自分で気づくことはありません。自分で視野が狭くなったかな、と自覚した頃には既に末期まで進行しているケースがほとんどです。
  2. 2
    一度欠けた視野は治療しても治らない
    治療の目的は視野の進行を抑えることであって、改善することはできません。ですので、一刻も早く発見して治療を開始することが重要です。
  3. 3
    有病率が高い
    40歳以上の20人に1人が緑内障と言われています(日本緑内障学会、多治見スタディ)。40歳以上になったら、一度検査を受けることをお勧めします。

上記より、緑内障治療のポイントは、自覚症状が出る前の段階で、健診などでいかに早く発見し治療を開始するか、ということになります。

OCTによる視神経解析 OCTによる視神経解析
たまたま結膜炎で当院を受診した際に、OCTによる神経解析検査で初期の緑内障が発見できた症例。一部、神経線維層が薄くなっており(赤い部分)緑内障が疑われたため視野検査を行ったところ軽度の視野欠損を認め、初期の緑内障が発見できた。
OCTによる視神経解析検査は、このようにごく初期の緑内障発見にも非常に有用で、痛みもなくわずか数秒でできる簡単な検査です。

治療としては眼圧を下げることが最重要になります(正常眼圧緑内障でも同じです)。まずは点眼薬(眼圧下降薬)による治療を開始します。1種類の点眼薬で効果が弱い場合は種類を増やしていきますが、数種類の点眼薬を併用しても緑内障が進行するようなケースでは、レーザー治療や手術が必要となることもあります。

また、視神経の血流を改善させるような治療を併用することもあります。

点眼薬を指示通りに使用し、定期的に視野検査などの検査を受けて、進行の具合を判断してくことが大切です。

当院では、視野検査での異常よりも早期に視神経の障害を検出する機器を導入しておりますので、40歳以上の方はぜひ一度ご相談ください。

こちらのサイトもわかりやすいので参考にしてください。

ご予約は
こちら