白内障手術
濁った水晶体を除去して、クリアな視界を取り戻します。
白内障というのは目の中にある水晶体というレンズが徐々に濁っていく病気です。白内障手術では、濁った水晶体(レンズ)を除去して、代わりに眼内レンズを入れることにより、クリアな視界を取り戻します。
当院では日帰り白内障手術を行っております。
手術の流れ
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1
麻酔をします。点眼麻酔と前房麻酔を併用しますが、どちらも注射ではありませんので、麻酔時の痛みもありません。
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2
角膜に2.2~2.6mmの小さな切開創を作ります
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3
水晶体の前面にある膜(前嚢)を丸く切り取ります。
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4
超音波で嚢の内部の水晶体(核)を破砕しながら吸引し、残った皮質も吸引除去します。
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5
眼内レンズを挿入し、創口が閉じていることを確認し手術終了です。
手術時間は10~15分程度です。
当院の白内障手術のこだわり
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裸眼での見え方にこだわります
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一昔前であれば、眼鏡で矯正した視力さえ回復すればOKという時代でしたが、実際には裸眼での見え方に不満を感じる方も少なくありませんでした。当院では、術後に裸眼でどの距離を見たいのかを細かく設定しております。そのために、手術の前に患者様のライフスタイルや希望を十分にお聞きしたうえで、最も満足していただけると思われる眼内レンズの度数設定を行います。
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最新の超音波白内障手術装置を使用し、安全な手術を心がけます。また、術前の眼内レンズ度数計算にも、最新の眼軸長測定装置IOLマスター700を使用し、度数のズレを最小限に抑えます。
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多種多様な眼内レンズから最適なレンズを選択します
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通常の保険での単焦点レンズでの手術にも、非球面レンズ、乱視矯正レンズなど、レンズの選択は術後の見え方に大きく影響しますので、当院では、手術前の検査から、使用するレンズを慎重に選択しております。
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また、さらにワンランク上の白内障手術として、多焦点眼内レンズを用いた遠近両用白内障手術も行っております。
くわしくはこちら
手術のリスク・合併症
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術後感染
術後に傷口からバイ菌が入ると、眼内炎という感染症を起こします。1%以下と、発症する確率は非常に小さいですが、万が一発症した場合は、重篤な視力障害を残す危険が高いので、術後数週間は注意が必要です。
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後嚢破損
水晶体の周りの袋(嚢)が術中に破れると、眼内レンズを入れられないことがあります。その場合、後日、眼内レンズを目の中に縫い付ける2度目の手術が必要となります。
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術後屈折のズレ
術後に、予想外のレンズの度数ズレが起きた場合、眼内レンズの入れ替えや、レーシックでの度数調整(タッチアップ)を行うことがあります。